姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

顕微写真のブログ記事

顕微写真(ムラゴンブログ全体)
  • 錆釘の復活・顕微写真

     釘を使いたいときに釘が錆びていると、テンションが下がりますね。 つい新しいものを買いに行きたくなります。  写真はすでに錆び取り処理をしているところで、赤錆が取れ始めています。 赤錆だらけの釘 処理後の釘  赤錆がだいぶ取れてはいますが、 新品のような光沢はありません。 錆びの進んでいないものな... 続きをみる

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  • 花粉の大量飛散の影響

     先週末20℃に迫る暖かさになり、花粉が大量に飛散しました。 目がチクチクと痛いです。鼻水も出やすくなりました。 花粉が大量に飛散したために、東京都内では“花粉光環”が見えたようです。 花粉光環とは、花粉がたくさん飛んでいる時に太陽の周りに虹のような光の輪ができる現象です。  我が家の太陽光発電の... 続きをみる

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  • ジャノメチョウの翅・顕微写真

     9月にジャノメチョウが室内に入り込んだまま見当たらなくなりました。 10月に来た時には死んでいたので、紙ですくい上げて机に置いておきました。急用ができたのでそのままにして帰りました。 今回来たときは、蜘蛛か何かに食べられたらしく翅だけが残っていました。 せっかくなので目玉のような模様の翅を観察し... 続きをみる

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  • イケマのケサランパサラン・顕微写真

     ケサランパサランはガガイモの種に間違いなさそうですが、ガガイモは見たことがありません。というか、あっても気づいていません。  小屋前に生えているイケマが似ていそうくらいには思っていたので、割って調べてみました。 10cmほどの袋果です。オクラのような形です。 種が整然と並んでいます。 傘が並べて... 続きをみる

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  • キアゲハ・顕微写真

     駐車場でバタッパタッともがいているキアゲハを見つけました。 簡単に摘まみ上げることができました。 連れて帰りましたが、今にも死んでしまいそうでした。 撮影時もグッタリ。 自力で起き上がれません。 翅を摘まんで水を含ませたスポンジに置きました。 翅をばたつかせたとき、左右の後翅がおかしいのに気づき... 続きをみる

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  • ノアサガオ・顕微写真

     夕方にふらっと散歩をしました。 垣根を覆うノアサガオ。 一日中毎日咲いています。 花の全姿 アサガオと同じ顔です。 花弁を半分除去して 観察した花はすべて下向きです。 花弁 受粉した雌しべ(左)と雄しべ(右) 受粉した雌しべ おしべと花粉 粉っぽくないですね。初めて見ました。 まるで魚の卵のよう... 続きをみる

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  • トリカブトの種・顕微写真

     先端のトリカブトが咲くころ、元の方には実ができています。 鞘はやはり三角形です。 鞘の一部をを剥いてみると、たくさんの種が並んで見えます。 H型もあれば ハート型もあり、 ひしめき合っています。 これが一粒でしょうか。 割ってみる必要があるのでしょうか。 サイズは0.5mm×1mmくらいです。 ... 続きをみる

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  • トリカブトの花弁と蜜壺・顕微写真

     前回探しきれなかった花弁を探しました。 花が一部膨らんでいます。 まずは花の分解からです。(ピンセット2本買えばよかった) 左から、 ・細い萼2枚  ヘリポートならぬハチポート。  蜂が止まりやすいように用意しています。 ・雄しべと雌しべ ・幅広の側面の萼2枚  蜂は暗闇の中、前方からの甘い香り... 続きをみる

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  • トリカブト・顕微写真

     最後のトリカブトが咲いていました。 毒草中の毒草で、弥生時代の狩りにも使われ、アイヌの熊狩りにも使われるほどの毒を持っています。 四谷怪談のお岩さんは根を煎じたお茶を飲まされた(真偽のほどはわかりません)と聞いたことがあります。 なぜか横顔ばかり見ていて、 正面から見ることが少ない花です。 なの... 続きをみる

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  • ジギダリスの種・顕微写真

      7/16 撮影  8/6撮影 実の中に種がびっしりです。 細かな毛のある外皮に守られています。 毛は雨から守るためでしょうか。 外皮 壺の中に一朱銀がザクザクという感じです。   ※ 一朱銀16枚で一両 種(一朱銀)の大きさは、 およそ0.25mm×0.5mmくらいでした。 下には何かのおまけ... 続きをみる

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  • ツユクサの観察・顕微写真

     咲いた日にすぐに摘まないと観察できないツユクサを覗きました。 青い花弁が2枚と 白い花弁が1枚(写っていませんが)。 花粉もないダミーの第一おしべ。 もっぱら色で虫を誘う役目で美味しいらしい。 橙色の部分がおやつ代わりの花粉なのかな? 生殖能力のない花粉を持つ第二雄しべ。 生殖能力のある花粉を持... 続きをみる

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  • カルミヤの観察・顕微写真

     花も終わり、小さな実をつけているカルミヤを覗いてみました。   6/18撮影 柱頭 柱頭(ボケています) 子房と花柱 (コロナウイルスではありません) 1mm程度の実です。 子房と花柄 この毛は雨濡れ防止? 中央の黒い部分をきちんと見ればよかった。 既に虫食いかも。虫も探したい。 花柱と苞(?)... 続きをみる

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  • サワギキョウの観察・顕微写真

     そろそろ花も終わりに近いサワギキョウを覗いてみました。 雨滴がついたままです。  8/6撮影 受粉後の柱頭 子房と花柱 子房 花弁付け根    外側 下唇付け根 内側 下唇の3裂 花弁 花柄 葉 まるでDVDのデジタル情報みたいです。 白い紐のようなものは茎の裂けた一部なので無視です。  雨の日... 続きをみる

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  • 顕微写真・ジギダリス

     2ⅿ近くまで伸びたジギダリスの上半分の茎には花だけが付いていて、下から順番に開花しています。 ラッパ状・ベル状・袋状・釣鐘状・・ 何でもいいですが、 雄しべ 花弁の模様 この模様は虫を引き寄せるためでしょうか。 私は興味深く覗き込んでしまいました。 吸い込まれそうです。 肉眼でも確認できる花弁の... 続きをみる

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  • 顕微写真・五稜郭のようなカルミヤ

     ツツジ科の花には見えませんが、 始めてみる面白い花です。 鹿も手を出しません。 花弁が二重に見えますが、柄による錯覚です。 ツツジ科は合弁花ですが、花びらの先端近くまでくっついているので、五角形に見えます。 中心を覗くとめしべと子房、 放射状におしべが10本が写っています。 茶色の部分は単なる模... 続きをみる

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  • スイセンの花を覗いたら

     スイセンの掘り起こしで傷んだものは水差しにして、 折れてしまったものは観察に活用するしかありません。 花びらは他の花と同様に泡立ちが見られます。 独特のしっとり感を生み出すのに役立っています。 雄しべの軸は繊維が並ぶ隙間を埋めるように泡状のものがあります。 雄しべの先端は花粉だらけです。 花粉ま... 続きをみる

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  • カラスノエンドウを覗き込みました

     繁殖力旺盛なカラスノエンドウが芝の邪魔をするので、むしり取りながら観察しました。 まな板に載ったカラスノエンドウ。 もう逃げられません。 ちびまる子の爺さんよりふさふさしています。 花びらに毛? ひょっとしてガク? ガクッ。 舌状花のように伸びる舌。 紫の斑点がおしゃれです。 もう少し覗きました... 続きをみる

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  • ホテイシメジの観察

     ホテイシメジでいいのだろうと思いますが、覗いてみました。 直径2cmの傘のホテイシメジ 傘の表面は月面のようです。もっと倍率を上げればよかったと後悔。 ヒダの付け根 柄の横断面 柄の縦断面 傘とひだ ひだと虫の糞か。 ヒダの中に隠れていた虫 直径5cmの傘のホテイシメジには20匹ほどいました。ひ... 続きをみる

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  • イケマの実の作り

     毛のない硬いオクラのような、イケマの鞘(?)を覗いてみました。 多くの小さな花がたくさんまとまって咲くので、 一つ一つに種ができれば豆のようになるかトウモロコシのように立体的に種ができるか予想しながら開始しました。 縦切りと 横切りです。 皮の表面には毛はなく、つるっとしています。 つけ根辺りは... 続きをみる

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  • ニシキウツギの顕微写真

     ウツギの枝切りをしました。枯れ枝の整理のつもりが先端に花が付いていたので、何とか活用しようと顕微カメラで観察をしました。 花全体は撮り忘れのため借り物です。 枝 ヤマブキの枝のような繊維が詰まっていて堅い木部はありません。だから空木の漢字をあてています。 長い枝を持っても重量感がなく、発泡スチロ... 続きをみる

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  • ハシバミの花

     花というと色鮮やかな花びらを付けて、華やかな感じがするものばかりに目が行ってしまいがちですが、ハシバミのような地味な花にも目を向けるのもいいのかな? ハシバミの実はヘーゼルナッツ。ビールのつまみで食べるのがおいしいです。 小屋の敷地内のものは正確に言うとツノハシバミです。 違いは実の付き方だけで... 続きをみる

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  • スズメバチは戦死か凍死か

     到着した時、ベランダでスズメバチが死んでいました。 巣に戻れないまま凍死なのでしょうか。 検視します。 大切な検体を、 解剖はしないけれど、 体の構造をしっかりと、 観察します。 体は短い毛におおわれています。 脚は “ 食いつき蛇 ” のおもちゃのような構造で、 棘のような針があります。 クイ... 続きをみる

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