姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

顕微写真・五稜郭のようなカルミヤ

 ツツジ科の花には見えませんが、
始めてみる面白い花です。
鹿も手を出しません。


花弁が二重に見えますが、柄による錯覚です。
ツツジ科は合弁花ですが、花びらの先端近くまでくっついているので、五角形に見えます。


中心を覗くとめしべと子房、
放射状におしべが10本が写っています。

茶色の部分は単なる模様です。
花弁の輪郭のようにも見えます。


毛むくじゃらな萼が花を支えていますが、萼とは別に花を支えるものが次の写真です。


花を裏返すと、裏打ちしているかのような10本の骨の傘のようなものがあります。

萼は写真上方枠外です。


雌しべ


雄しべ3本と花びらの泡


合弁部分


苞なのか次なる芽か。


離弁花・合弁花の進化が気になっています。


雄しべが花びらになることがあることを考えると、
離弁花の方が先に出現したのでしょうか。


勝手に想像しています。

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