姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

キアゲハ・顕微写真

 駐車場でバタッパタッともがいているキアゲハを見つけました。
簡単に摘まみ上げることができました。
連れて帰りましたが、今にも死んでしまいそうでした。

撮影時もグッタリ。
自力で起き上がれません。


翅を摘まんで水を含ませたスポンジに置きました。
翅をばたつかせたとき、左右の後翅がおかしいのに気づきました。

鳥にちぎられたのか


しばらくの間、観察しました。


翅の模様はデジタル

4K? 8K? 発光の仕組みは複雑な構造になっています。


触角は眉間(?)から伸びています。

スズメバチは上瞼からでした。


触角の先端は植物のよう。

Wikiより

触角の形だけでもかなりありますね。
こん棒型、鉤型、くし型、糸状等


脚です。

  


太い口吻(ストロー)には突起がありました。

普通は2~3周巻いていますが、事故でちぎれているのでしょうか。
先端が確認できません。

 wikiより


右の複眼と頭に単眼(5+1個?)を確認しました。
複眼には100万の目があるそうです。
昆虫の単眼は1~3個といいますが・・・。
後頭部の5個は別物でしょうか。


味覚は前脚先端にあって、産み付ける葉を味見しています。
ですから、幼虫の食草が限定され、代々引き継がれるのです。
聴覚は翅の付け根にあるのですが、痛々しいのでやめておきます。


キアゲハは我が家に4泊して休み、水に触れたことで元気が回復したようです。
力強く羽根をパタパタさせます。
でも飛び立つことはできませんでした。
翅の損傷は致命的です。

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