ハシバミの花
花というと色鮮やかな花びらを付けて、華やかな感じがするものばかりに目が行ってしまいがちですが、ハシバミのような地味な花にも目を向けるのもいいのかな?
ハシバミの実はヘーゼルナッツ。ビールのつまみで食べるのがおいしいです。
小屋の敷地内のものは正確に言うとツノハシバミです。
違いは実の付き方だけです。
ハシバミ(ヘーゼルナッツ)は単体で3~4個集合して生りますが、
ツノハシバミは3~4個の実が鞘に入って生ります。その分、実が小さめかも。
花はまったく変わりません。
蓑虫のように垂れているのが雄花。
雌花は見たことなかったのですが、気付かなかっただけです。
雌花はしっかり写っています。
2つの雄花の右に2つ、新芽のような雌花が咲いています。
ただし、花弁はありません。花柱が数本カールしながら跳び出しています。
そして、多くの桜と同様に葉が出る前に花が咲きます。
雨の日(15日)は部屋で顕微観察して過ごしました。
写真左下方向に雄花が垂れ下がっています。
既に内部から黄緑色の花粉を飛散させて花粉まみれです。
鱗片には毛があり、下方にとがっているので、雨にぬれてもすぐに雫にして花粉を守っているのだと思います。
雌花は小さなイソギンチャクのように見えます。
花柱がしっかり花粉を受け取っています。
写真右下が枝先です。
雌花の元に毛があります。
写真右下が上方です
雌花は上向きに咲き、雄花は下向きに咲きます。
雌花は上の枝の雄花の花粉を受け取るのでしょうか。
一番下の枝の雄花と一番上の枝の雌花はたくましく生きないといけないのか。
枝の先端の芽は花芽か葉芽かわかりません。
夏まで注目です。
毎年、どうやって実を食べるか(生・乾燥・炒る・茹でる・焼く)考えながら眺めているうちに、カッコウに先取りされてしまいます。
2~3年に一度、実がたくさん生ります。
今年は当たり年のようです。
幾つかは袋掛けしてみるかな。






