姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

イケマのケサランパサラン・顕微写真

 ケサランパサランはガガイモの種に間違いなさそうですが、ガガイモは見たことがありません。というか、あっても気づいていません。
 小屋前に生えているイケマが似ていそうくらいには思っていたので、割って調べてみました。

10cmほどの袋果です。オクラのような形です。


種が整然と並んでいます。


傘が並べて収納されている感じです。


1つの袋果に25粒の毛の付いた種が並んで収まっています。


種の先端から絹のような光沢のある細い毛が無数出ています。

髪の毛の1/10くらいの細さでしょうか。
比較のために並べて撮っても、必ずどちらかがボケます。


袋果から取り出すと毛がフワーと広がり、タンポポのお化けのようになります。


1分くらいでこのように毛が広がります。

種が重そうですが、外れてしまえば正にケサランパサラン。
(照明の関係で一部が茶色っぽいですが、種以外はすべて銀色です。)


強風で袋果から種が外れるより早く種から毛が外れればフワフワと毛が舞うことになりそうです。


解決!   かな?


イケマ
キョウチクトウ科 ガガイモ亜科 イケマ属のつる性の多年草。
キョウチクトウとは全く違うし、根元に芋のような塊がたくさんあるかといえば、確かに一つだけ瘤のようになっているだけです。
キョウチクトウには毒性があり、イケマも毒草(新芽は食べたことがあります。)なので、芋のような瘤を食べるのは無理でしょう。

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