姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

スズメバチは戦死か凍死か

 到着した時、ベランダでスズメバチが死んでいました。
巣に戻れないまま凍死なのでしょうか。
検視します。


大切な検体を、
解剖はしないけれど、
体の構造をしっかりと、
観察します。


体は短い毛におおわれています。


脚は “ 食いつき蛇 ” のおもちゃのような構造で、
棘のような針があります。

クイズ・・どちらが先端でしょうか


薄い翅

羽化するときに体液を流して翅を成長させるのですが、完成後は流れているのでしょうか。
固まって補強の芯棒にしているのでしょうか。


複眼

複眼は絵に描くような六角形ではないですね。
プチプチ針穴があるようにしか見えません。
中央上下に見えるのは触覚のようです。


触覚は目の上から伸びています。

頭からかとばかり思っていました。
むき出しのボールジョイントで、上下左右自由自在に触覚を動かしているかのようです。
それにしてもメガピクセルのカメラよりもずっと優秀な感じの複眼が凄いです。


顔ですが、タモリではありません。

鼻のような筋肉の塊で顎を動かすのでしょうか。強そうですね。
こんな重機ありますね。そっくりです。
これではミツバチはひとたまりもありません。


気になる針はやっぱり出たままでした。

筋肉弛緩で出るものなのかはわかりませんが、
死姿からしても、戦闘中だったような気がします。



スズメバチの天敵の(クマ、ハチクマ、ニワトリ、カマキリ)、モズ、オニヤンマ、メイガ、アブ、クモ等が考えられますがどうだったのでしょう。
( )内はは小屋周辺で見たことのないものです。


じっくり観察した後で、きちんと土に埋めてあげました。


あっ!
単眼と耳の確認を忘れていました。
掘り起こすかどうか迷います。

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