廃駅“(旧)成田空港駅”(京成)を訪ねて
天気がいいので、フラッと成田に出かけました。
新東京(成田)国際空港が拡張するまでは、第一ターミナルも第二ターミナルもなく、成田空港駅(現東成田駅)が玄関口になっていました。
成田空港駅からはピストン輸送の直通バスに乗って、検問所で調べを受けて空港入りしていました。
建設であれだけもめた空港ですから。
このバスに乗りましたが、何十年も前のことです。
その後の空港の拡張に伴い、新たに空港に向かう別コースが京成の成田線(上野・成田間は京成本線)になりました。
現在、旧成田空港駅は東成田駅に駅名変更され、寂れてしまいました。
住民の要望を受けて芝山鉄道として伸延して芝山千代田駅ができました。
6両(!)編成のワンマン電車です。
私が乗車した時は1両目に4人しか乗車していませんでした。
初代スカイライナーの台車をはじめ、各パーツを再利用しいて造られた、今では最古参の京成3500形式の車両を譲渡したものです。
京成線でも本来の赤と青の帯の塗装で走っていますが、数少なくなりました。
駅スタンプです。
東成田の地下駅には3線あって、明かりの消えたホームが1つあります。
舞台のセットのような感じです。
確かにこの場所は東成田駅です。成田空港の敷地内の地下駅です。
芝山千代田駅の記号はSR1。
たった1つの駅の芝山鉄道です。
日本で最も短い鉄道といわれています。
現在は1時間に1~2本の運行です。
駅務室横には訪れた人のために説明板がありました。
改札口を出ると、壁には平安時代に貴族の間で流行していた“曲水の宴”のレリーフがあり、訪日客の玄関として紹介していたようです。
トイレのタイルがつるんつるんになって溝が無くなっているのも、当時の賑わいを思い起こします。
とても貴重な遺産だと思いました。
地上に出ると、成田闘争を思い起こさせるものが多くありました。












