今年の冬の異常な暖かさは、史上初の記録が各地の観測所で続出しています。
初雪・初霜・初氷・積雪量・気温・鳥の初鳴き・花の開花等々。
その一因として最近注目されているインド洋のダイポール現象があります。

なんらかの理由によりインド洋で南東貿易風が強まると、東側にあった高温の海水は西側へ移動し、暖水が集中して上昇気流が盛んになり、東側（インドネシア周辺）は下降気流が増えて高気圧が発達します。この高気圧の発達のために偏西風波動が、日本付近で北側に移動するとことによってシベリアからの寒気が日本に入りにくくなっています。
そのため、前線が南岸を通りやすくなり、日本全体が雨の降りやすい状態が続いています。１月下旬に10日間以上雨がらみの予報、北陸から北海道の雪不足、野菜の安値など、多くの事柄が記録づくめになっています。
（ウェザーマップ所属の片山由紀子気象予報士による図をお借りしました。）

　暖冬だから雪が降らないわけではありません。ちょっとしたタイミングで寒気が入ると太平洋側で大雪にもなります。都心の大雪はいつもこのパターンです。
気をつけましょう。

27日は甲府方面のバス旅なんだけどなぁ～。☃☃☃