首里城は赤瓦にベージュの壁なのか
Wikiに掲載されていた1938年の写真を借用して早速試しました。
首里城の前の広場で空手演武をしている白黒写真です。
地面が土か草かよくわかりませんが、両方を想定して復元してみました。
土の場合
空は天気の良い空色、赤瓦に白っぽい壁。
草地の場合
空は天気の良い空色、赤っぽい瓦に白っぽい壁。
どちらにしても、赤瓦に白っぽい壁になってしまいます。
白黒写真でも壁はどう見ても白っぽいです。
砂利風を試みてもうまくいきません。
瓦を強引に青系にすると地面まで青くなって不自然になっていきます。
もっと青くしたら、モン・サン=シュリグスクになってしまいます。
だとすると、2014年に発見された青いカラー(復元?)映像の写真は一体何なのでしょうか。
青とベージュもいい配色なのでちょっと期待しましたが、暗赤色とベージュまたは白の建物だったと考えられます。
確実に言えるのは壁が全面真っ赤というのはあり得ないということです。
そこで次なる課題は、再建時の壁の塗装の問題です。
焼け残った建物に合わせて壁も真っ赤にするのか、史実に基づいて残った建物の壁を白っぽくするのか、ということになります。
それにしても青い首里城は根拠なく、想像で人の手によって色付けされたようにしか考えられません。このあたりを調べてみます。