異次元金融緩和10年の後遺症
A元首相とK元総裁がタッグを組んで、“異次元金融緩和”というとんでもない愚策を打ち出して10年が経過しました。
その後遺症が、はっきりしてきました。
1000兆円の国債を抱え込んだ日銀は動きが取れなくなってしまいました。
アメリカとの金利差を縮小するために利上げをすれば、各銀行に莫大な利子を払わなければならず、
ドル売り円買いの為替介入をすれば一時的に円高に振れますが、じわじわと元に戻ります。
八方塞がりの感が強まっています。
一時的にでも当然為替介入するかと思いましたが、植田総裁は動きませんでした。
これで世界的な円に対する信用回復に5年以上かかると思いますが、さらに半年遅れたかなと感じました。
その矢先、4/29午後に小分けに(と言っても大金ですが)為替介入が行われたような為替レートのチャートが出現しました。
YAHOO! JAPAN ファイナンス より
為替介入しなければこんなチャートになるはずがないのに、
これについて神田財務官は答えるのを嫌がっています。
“為替介入➡円高➡株下落”の反応になりますが、さて。
次の手はどのくらい期間をあけて利上げをするのでしょう。
車の部品が180円で買えるものはなあ~んだ。
答えは “ ハンドル ” 。
固定為替1$=360円が、為替レート1$=180円 になった頃のなぞなぞを懐かしく思い出します。
