姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

偽札防止の技術

 2024年度に紙幣がリニューアルされます。そこで一番気になるのは偽札防止技術です。今でこそ3Dホログラムが導入されていますが、最初は“透かし”の技術だと思います。金貨・銀貨なら物の価値がある程度分かりますが、一枚の紙で物の価値と同等となれば、偽札作りに必死になる人が現れるのも分かります。どの程度出回ったか分かりませんが。
実は日本では17世紀始めにはあったようです。伊勢山田で発行された“藩札”がそれです。その後各藩で発行されていたようです。今風に言えば、県内のみ有効なポイント制度ということだと思います。金・銀・銅を使わずに紙で代用するのは周知徹底されないと意味がありません。


ところで、現在流通している紙幣の偽札防止に注目してみました。彫刻の精密さは驚くほどのものです。
これは何でしょう。

QRコードっぽいですがもちろん違います。白い部分が彫った跡、黒い部分が彫り残した山の部分ですが、“0”の部分です。千円・五千円・一万円の紙幣のどれでしょうか。紙幣によって違う彫り(模様)です。探してみてください。


 ついでにこれも。千円札に“ NIPPON GINKO ”がたくさんあります。


 例年になく天気の悪い梅雨期のため山小屋生活は延期続きで、自宅でこんなことをしています。新たな発見続きでおもしろいです。もっと他の部分や他の紙幣も調べてみたいと思います。

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