方位角よりも仰角の方が大事
複数のブロガーさんから要望があり、あと1,2回実験・測定・検証・考察を続けますが、興味のない方は読み飛ばしてください。
パネルを太陽の方向に向けるというと、どうしても方位を合わせて満足してしまいますが、その直後から太陽光線は斜めから射してくるのです。
ほったらかしにしていると時期によってはパネルの裏側に日差しが回り込んでしまいます。
春分・秋分の日では、真東が真西へ方位は180゜変化するのですが、
日出➡南中➡日入まで太陽高度(仰角)は55゜の変化しかしません。
ということは、南の方向に45゜~50゜上向きに設置すれば、かなり効率よく発電できることになります。
今回は2回向きを変えてみましたが、
時間の経過とともに太陽の光が横から射してくるようになるので、パネルの方位修正をすると発電効率が上がりました。
月日 日出時刻 方位 南中時刻 南中高度 日入時刻 方位
夏至 6/21 4:24 60.0゜ 11:41 77.8゜ 18:58 300.0゜
冬至 12/22 6:45 118.6゜ 11:38 31.0゜ 16:30 241.4゜
2023国立天文台資料より
この時期は冬至が近いので、ほぼ南に向けて25゜くらい上向きに設置するとよいかもしれません。31゜上向きにしてしまうと直後から利得が減少してしまいます。
8日には吊下げ(仰角0゜)2回調整ではなく、床面に20゜くらい傾けて放置しました。
吊下げ2回調整よりかなり効率が上がりました。
