中央本線開通で衰退した宿場町
以下、館長さんの説明と調べた資料を簡潔にまとめたものです。
写真は当時の地元の方が撮ったもので、資料館に提供されたものです。
橋の奥に新たな鉄道橋を着工しても斜面崩壊が続きうまくいきません。
大胆な発想に切り替えて右斜面に木を組み始めました。(1899年)
谷を埋めて大きな壁を造りました。
危険ともいえる土木工事が進められました。
多くの人が線路の敷設工事をしているようです。
1901年(明34)8月1日
官設鉄道の八王子駅 ⇔ 上野原駅間22.53kmが開業しました。
蒸気機関車が客車を引っ張りながら力強く走っています。
資料館所蔵・撮影は1901年
中央本線の開通によって便利な時代が到来しましたが、皮肉にもこの地域の衰退が始まり、混乱と死活問題の不安を生じてしまいました。
現在、高尾駅 - 大月駅間は大雨による運転規制がかかりやすく、防災上の問題点を抱えており、これを解消するための防災工事も継続して行われています。この区間は相模川・桂川の河岸段丘上に路線が敷かれており、短いトンネルが断続してカーブも多いのです。
資料館の館長さんと2時間近く話し込んでしまいました。
細かく丁寧な説明と撮影許可をいただき、ありがとうございました。
資料館を背に帰りを急ぐことにしました。



