“鬼滅の刃”偽物グッズが溢れています
今流行りの“鬼滅の刃”は映画公開3日の記録を塗り替え、最終的には“千と千尋の神隠し”を追い越す勢いです。
当然関連グッズもバカ売れしています。しかし、買ってみたらちょっと変とかちょっとおかしいという声が出始めています。
購入者は腹を立てています。
でも、似たもので満足するのもありと思います。
気の持ちようっていうか。
GUCCI、CHANEL、Dior、YVES Saint Laurent が大流行した1970年代、女性は海外旅行へ行けば必ず買って帰ってきました。国内でも大量に販売され、女子大生までも持ち歩くようになりました。お土産だったかもしれませんが、分割払いで自力購入した人も多かったようです。
そういえば分割払いはこのころから盛んになった気がします。
しばらくして、偽物が紛れていることがわかり、見分け方が報道される頃には十分に出回ってしまいました。模様のボケやロゴの歪み・重なり具合など本物を知らなければ見分けられるわけがありません。にわかファンはガッカリした人が多かったようですが、知った後も気持ちよく使っていた人も多くいました。わざわざ偽物を購入した人もいました。素知らぬ顔して持ち歩き身に着けているだけで、気持ち良さ・満足感・優越感などを味わえたからなのでしょうか。
安く手に入れて楽しめたなら喜べばいいのに。本物はそれなりに高額なものです。模造品を製造販売する業者は悪質だとは思いますが、にわかファンは見抜けずに手に入れてしまうことは宿命だと思います。
次のようなことがあったら、どこまで妥協できますか?
・港町で新鮮な海鮮丼を食べたら ➡ 東京築地経由だった
・旅先でおみやげを買ったら ➡ 生産地が韓国だった
・日本メーカーのテレビを買ったら ➡ made in Chinaだった
これも気の持ちよう。
先月の3日連続のアンラッキーでも気の持ちようで満足しました。