姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

予想外の訪問客Tばぁちゃん

 一作業を終えてテレビの天気予報を見ていると、サッシのガラスをドンドン叩く音が聞こえました。行ってみると見知らぬ婆さんが困ったような顔をしてベランダに立っていました。道に迷って帰れないので電話してほしいと言います。
「073?30???・・・・」
「関西(自宅)に電話してどうするの? 070ならまだわかるけど。」
「073???30?・・・・」
「桁数が足りないから通じませんよ。」
「Tと言います。」
「名前を言われても、住宅地図なんかないから探しようはありません。来た道を車で逆にたどりましょう。乗ってください。」
「そうそうこの道この道。」どこを走っても「そうそうこの道この道。」
言われるまま運転しましたが行き止まり。こんなに歩いているはずはないことに気づいたので引き返して、管理事務所に行ってバトンタッチしました。
散歩中に引き抜いた花をいつの間にか車に持ち込んでいたようで、助手席もカーペットも泥だらけになっていました。▼

これでも助手席の泥はかなり外に払ったんです。


 認知症のお年寄りと同居する家族の大変さを身をもって知らされました。
住所・名前・電話番号入りのペンダントを身に着けているといいかもしれません。
自分が認知症になったらそうする(してもらう)けどなぁ。

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