姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

渋谷川に沿って東京湾まで散策

 地下鉄銀座線渋谷駅の移動を昨年に終えて、1月3日から運用の運びとなりました。しかし、便利になるはずが大混雑で不評のようです。
渋谷駅の下を流れていた川は、新宿御苑や明治神宮から渋谷・南麻布・芝を流れて東京湾に出ますが上流側は暗渠になってしまったので、渋谷からのスタートになります。せっかくなので原宿に寄ってからにしました。


原宿の駅舎は3月に新旧バトンタッチになります。


平日なのに竹下通りもにぎやかです。和服姿の人もいました。


さあ、ここからです。
唱歌「春の小川」の舞台となった渋谷川は、いくつもの支流がすでに暗渠になって見ることはできません。
    青域・・・鳥を見かけたきれいな水。
   赤域・・・緑色の濁った水。
上流側無印・・・鳥はいなかったがきれいな水。


新宿御苑や明治神宮から渋谷駅までは前回オリンピックまでに暗渠となり、現在は稲荷橋の広場が渋谷川の始点になっています。(広場の向こうに水が見えます)

多くの支流は下水管に代わり、下水処理の後に再生水を渋谷川に流していて、大雨の時はここに流れ込むようになっているようです。ここが氾濫するくらいなら、もっと早い段階で都市洪水が各所で起きているはずです。


現在は巨大なU字溝(?)にわずかな水が流れているだけです。

下流に向かうと壁面から流れ込む僅かな水で、徐々に水量が増しているように思えます。


川に沿って櫛形に歩きました。
多くの橋は銘板表示ですが、石彫のものもあります。
これは上智橋。

味わいがあります。


天現寺橋  “清流の復活”の碑。


天現寺橋㊦
ここから石垣の壁が続きます。とてもいい雰囲気です。


深みが広範囲にあって淀んでいます。
水が澄んでいて鴨がたくさんいます。


狸橋のように親柱がしっかり飾られたものもあります。


五之橋手前の護岸工事。

石垣模様のコンクリートですが・・・


四之橋手前では鷺が食事しています。


底棲生物がいるのでしょうか。


新古川橋付近


石垣風コンクリートで護岸工事をしています。



一之橋付近


富栄養化した緑色の川になり始めます。
こんな河川には鳥はいません。


中の橋はしっかり主張しています。


ここに来て初めて空を見上げました。
東京タワーです。


素晴らしい眺めです。
気分が良く、足取りが軽くなりました。


ゴール直前の新浜崎橋。

潮の干満はわかりませんが、緑の河川水は海水に押し戻されて海そのものです。


桟橋に船が二隻停泊しています。


振り返るとモノレールが空を横切ります。⑭’


まるで銀河鉄道のようなメルヘンの世界です。


ビルの陰で暗く寒くなってきました。
午後4時間の渋谷川・古川の散策でした。


工事中で立入ることのできなかった橋を除いてすべての橋を渡りました。        26500歩。


こうして都市河川を連続して見ると、いろいろな顔が見えてきます。
神田川も目黒川も歩いてみたいし、多摩川や荒川を遡って源流まで行ってみたくなりました。

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