姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

一票の格差を別角度から見ると・・・

 都道府県別に議員定数は実によくできている(格差1.64倍)のですが、各都道府県を細分化して小選挙区の区割りをすると、格差が大きくなって〇増〇減や区割り変更を頻繁に行う必要が出てきます。区割り変更などいい迷惑です。


 今回の小選挙区での選挙結果をみて、不思議なことを感じました。
得票数の多い順に並べて上位下位を表にしました。

得票数は、委任状を渡されて私の代わりに国会で検討してきてくださいと言われたようなものです。
Y氏は15万人強、K氏は5万人強の人の意思を抱えて国会で検討します。採決では同じ1票です。


 また、Y氏とN氏が31万人の意思をくみ取って“賛成”してもA氏とT氏とK氏が17万人の意思をくみ取って“反対”すると、採決は“反対”の結果になります。
国民の意思で多数決すれば、31万:17万で“賛成”が圧勝ですが、
議員の数で多数決すれば、3:2で当然“反対”の結果。
当り前なのですが、民意が伝わりにくい状況がこんなところにもあるのかもしれません。


 当選するのに一票の格差が2倍超なら違憲、未満なら合憲の目安がそれとなくできてしまいました。
 Y氏に投票した人は、K氏に投票した人の3分の1の軽さの票になっています。
こちらは問題にはしませんね。

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