姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

非常事態宣言の対象拡大

 東京・神奈川・千葉・埼玉の非常事態宣言に続いて、大阪・京都・兵庫・愛知・岐阜・福岡・栃木が追加対象になりました。各府県知事が要請したから決断したようです。要請がなくても福岡を追加したのは当然です。しかし、判断の根拠が一向に示されません。
 前回と同じ処理で全国をみました。(前回の千葉のグラフが好評だったので全国に挑戦)

どれも参考線より上です。近似線より上には東京・沖縄があります。沖縄は宣言されていません。
左下を拡大してみます。

京都・岐阜・栃木があり、宣言対象の11都府県すべて参考線より上方乖離しています。
北海道・沖縄・熊本・(群馬・奈良)も怪しいですが、
北海道は広大なので市ごとに見る必要があるかもしれません。
沖縄は感染した米兵がうろついているかもしれませんが地位協定が上位にあり、
指導しても法を駆使しても無視される別の問題を抱えています。米兵が何人感染しているかすら集計していないでしょうし報告も受けていないでしょう。沖縄は大変です。
熊本は要請がなくても福岡と同様に対象にしても良かったように思います。
熊本・宮崎・三重は昨日県独自の緊急事態宣言を発令しました。


それにしても順番が逆ではないでしょうか。数値が悪くなって要請が出たら国が宣言をするのでは、まるで悪い数字を待っているかのようです。危機感ゼロですから。
初めから広域対象にして、良い数字になって解除要請が出たら解除する方が、皆が良い数字にしようと協力し、効果的・効率的ではないでしょうか。


参考までに死亡者密度も相関を調べました。

死亡者密度の高い地域は、病院や高齢者施設のクラスターの発生が多く、感染者の平均年齢が高いようです。しかも集中治療室(ICU)や専門医が少ないことが一つの要因になっているかもしれません。一方、感染者密度の高い地域は若者が多いために、死亡者密度が近似線より下方乖離しています。医療機器の充実や医療体制によるものでしょうか。


それにしても香川県の素晴らしさが光っています。
フリップや標語やカルタに時間を使うより、香川県から学ぶ時間を作ってはいかがでしょうか。

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