姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

聖火台の里帰り

 旧国立競技場の解体によって取り外された聖火台(高さ2.1m、重さ4tの鋳物)は、東日本大震災の復興のシンボルとして東北の被災地を巡回して役割を終え、製造場所の埼玉県川口市に半年間展示されていました。その聖火台が新国立競技場に恒久展示になることを18日朝刊で知りました。
 用事で新宿に行くところだったので、立ち寄ることにしました。信濃町から歩いていくと、新国立競技場が見えました。

外壁の植木が育っているので綺麗です。


 聖火台はどこかわからないので、とにかく一周することにしました。ただ、工事用金網にシートが取り付けられているので、隙間を見つけないといけません。とりあえず左へ廻り込むことにしました。
あった~。隙間から見つけました。1964年ものです。

そうだよなぁ。1964年の、あの時の、あれだよなぁ。意外に小さく感じましたが、旧国立競技場電光掲示板の上にあった聖火台は存在感があったっけ。


 一応見ることができたので先に進もうとしたら、
後でゴーッという音がしました。振り返ってみると大きな炎が立ち上がっていました。


動作確認なのか、式典リハーサルか、燃え続けるのかは全く分かりませんが、金網の内側にいたテレビカメラマンらしき人と関係者数人を除けば、自分が最初に目撃したことに感激しました。すごいタイミングです。
1964年ブルーインパルスが五輪の輪を描いているのを自宅から見た時の感激に匹敵します。


 覗き込むと案内板も完成しています。


 外周の植木も多いので、森林火災のように見えてしまいます。


 ここは青山門から入るGゲート。


 聖火台と聖火のおまけまで見られたので、引き返しながら千駄ヶ谷駅に向かいました。
ここは千駄ヶ谷門から入るAゲート。
 


 BゲートとCゲートに続く中央門の最寄り駅は都営地下鉄の国立競技場駅ですが、正面玄関に続く最寄り駅としては出入り口があまりにも小さすぎます。


昨年12月22日に行われたこけら落としは、お偉いさんがほとんどで車利用なので駅の混雑は関係なかったかもしれませんが、その後のイベントでアクセスの問題はなかったのでしょうか。


 JR千駄ヶ谷駅の臨時ホームも改築されて、3月22日から運用されています。


 おっと、これで帰っちゃいけない。
新宿に用事があるんです。
                                  (つづく)

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