姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

ばね入り靴は推進補助具

 最近、マラソンや駅伝で好タイムが続出し、その一因に靴の開発があげられて
います。

 厚底靴と言われていますが、ナイキはばね入り靴と言う方が的確だと思います。ばねを組み込むために結果として厚底になっています。厚さの規制をすれば薄さ開発が行われるだけです。ばねの組み込みを禁止にしなければ意味のないことだと思います。
 国際陸連(IAAF)はシューズに関して、「使用される靴は不公平な補助、アドバンテージをもたらすものであってはならず、誰にでも比較的入手可能なものでなければならない」と定めています。


   見かねた国際陸連は使用禁止の方向に動いていました。
市販されて誰でも手に入れられるようになったのは、ランニングを楽しむ一般人にとっては喜ばしいことですが、競技用としてはどうかなと思います。
短距離用にも開発されて100mを9秒切る時代が来ても、フィールド競技に使われて幅跳び10m超になっても、高跳び3m超になっても、面白くありません。パラリンピックでは自分の足で踏み切る選手は誰もいません。ばねの性能勝負になっています。


 バッテリーとモーターを小型化してフレームに組み込んだ自転車でロードレースを行ったら結果は明らかですが、フランスのロードレースでこの種の違反者がすでに出ています。

勝ちたい一心でこんなことが起きてしまうのでしょう。2020オリパラも要注意です。


金銀銅独占のナイキとか、アシックスが銅メダルをとったなんてオリンピックは嫌ですね。用具開発オリンピックは業界内で!
アシックスもミズノも似ていますが、ばねそのものではないようです。ソールが靴としては不自然なほどの船底型なので見た目は似ています。ナイキは明らかにばね入りです。
オリンピックの楽しみの一つには人間の限界もあります。
ばね1枚だからいいけど、開発中の3枚はいけないという恥ずかしいことを日本陸連の幹部が、コメンテーターとして以前TVで言っていましたが、枚数の問題ではなく、推進補助具と考えられるものはいけないと言ってほしかったです。


やきもきしていたら1月31日に結論が出ました。今までの記録を公認記録から外せないからか、反発が大きかったのか
「ばね入り靴の使用は現行の板バネ1枚まで、ゴム厚4cmまでは許可する」
と国際陸連は発表しました。ここでもやった者勝ちです。楽しさ半減。
もう2月になってしまいました。


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