姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

御茶ノ水散策

 Wy氏と散策をしました。御茶ノ水を歩くのは何十年ぶりだろう。大学が次々と東京郊外に移転し、古本屋街の人も減り、登山・スキーショップが目立つようになったのは50年前のことです。やがてスキー人口が減ってどんどん街は生まれ変わっています。
 


 駅前交差点には御茶ノ水の由来らしき石碑があります。駅の対岸のあたりにあった寺の境内の湧水を,将軍の茶の湯の水に用いたのが由来ですが、彫られた字は潰れていて読めません。


 千代田区は武蔵野台地の東端にあたり、坂の多い区です。駿河台坂を下り始めると明治大学(白雲なびく~駿河台~)があります。昔の面影は全く無く、高層ビルになっています。


 最初に出会うのがアカデミーコモン。大学院・講堂・研究室・博物館等があります。午前中は博物館と学食が目当てです。


 右上の写真は御茶ノ水駅です。50年以上前の様子でしょうか。

 博物館は、文化・刑事・考古のコーナーがありますが、刑事展示は強烈に印象に残りました。


《江戸時代》
補者道具として「十手」があります。罪人を傷つけずに逮捕するときに使用したり、護身用でもあり、時代劇でも頻繁に見られます。大掛かりになると、あるいは威圧するための捕者三道具には「突棒(つくぼう)」「刺又(さすまた)」「袖搦(そでがらみ)」があります。(ボケ写真は省略)


牢問(ろうどい)と拷問
自白を得るために肉体的苦痛を与えるものです。
「笞打(むちうち)」「石抱(いしだき)」「海老責(えびぜめ)」

 三角柱を並べた上に正座させ、50kgの石を載せて自白を迫るのですが、石の積み重ねもあります。(痛ッ)
模型が潰れないように両側に支えがありますが、実際にはこのような支えは当然ありません。


「釣責(つるしぜめ)」
当時はこれだけを拷問と言っていたそうです。


刑罰
 刑種は、軽い罪から叱(しかり)、押込(おしこめ)、たたき、入墨、追放、遠島、死刑がありました。死刑も罪状に応じて、軽い方から下手人(げしゅにん・打ち首)、死罪(打ち首)、火罪、獄門、磔、鋸挽に区別されました。


火あぶりと磔


箱から顔だけ出して鋸挽


その頃外国では“ギロチン”や“鉄の処女”

見終わって12時です。


 隣の区画にあるリバティータワー17階からの展望を楽しみながら学食に向かいました。
学食といえばカレー、我々のころはカレーの良し悪しで学食の評価をしていました。券売機にはカレーが数種類あります。私はカツカレー。Wy氏はトリプルカレー。3人分も無理だからと止めたのに、彼は3種類のカレーが3つのカップに入っていて楽しめるだろうと食券を購入しました。
 

 少なめにしてもらってこれです。
学生相手だからね。私も手伝いました。
カツカレーの430円も考えられないほど安いです。
味の評価は二人とも“並”ですが、コスパは十分です。


午後は秋葉原まで散策です。

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