“ひ” と “し”で混乱
東京訛りは“ひ”が“し”になるとか、
“し”が“ひ”になるとか言われますが、
混乱(混同)しているのではないかと思います。
前回、“ももひき(ももしき)”と書きましたが、
股引と書くくらいですから“ひき”が本来の名称なのでしょう。
私は“ももしき”と言ってしまいます。
“ひ”と“し”が面倒なので、“ズボン下”と呼ぶようになっていました。
WEB上では“ももしき”でもどうにか検索できるのでホッとしています。
★布団を敷く・・親兄弟皆“ひく”と言っていました。
敷布団を引いても寝床はできません。
★引き出し・・・“しきだし”と母親は言いました。
★浸す・・・・・意識していないと“したす”と言ってしまう自分。
“お浸し”は“おひたし”だぞと毎回思い起こすのです。
この言葉は面倒で苦手です。
★七・・・・・・“ひち”という年配が近所には多くいました。
年代に偏りがあったので、化石言葉への移行期だったかも。
小学生のころ、仲間の一人に極端な友達がいました。
多くの場合で“ひ”と“し”が逆になるのです。
新聞紙は“ひんぶんひ”。
一人が朝日新聞と言ってごらんとからかったら、
“あさしひんぶん”。
皆、大笑いしました。
本人も照れくさそうに笑っていました。
皆で“ひ”と“し”を指摘し合う遊びをしていた時のことでした。
こんなことをしながら言葉の修正をしていたのかもしれません。
今の時代だったら“いじめ”の範疇でしょうか。
英単語の発音を指摘するなら学習ですが。