姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

出過ぎた新芽は喰われる

 この時期にスイセンが芽を出し、葉も伸びてきました。
例年4月頃に花が咲きますが、明らかに早すぎです。
小屋閉めの時に水仙が芽を出すことはありませんが、
ごらんのとおりです。

ところが、格好の餌食になっています。
葉の先端はバリバリです。
鹿は水仙を食べないと言われていましたが、
食糧事情が変われば、何とかでも食べられるものは食べようと変わってきたようです。
もちろん、球根は避けています。


鹿はイネ科の植物が好物のようですが、
細長い葉を噛み切るのでではなく引きちぎるようにして食べますから、
まだ根が十分に張っていない球根は、引っ張られて抜かれてしまいます。

パリパリの皮まで食べています。
引き抜かれた残骸の山がもう1ヶ所ありました。
植え直しはせず、土をたっぷりかけるだけにしました。


浅植えもいけないですが、鹿の食文化も変わってきました。
今後、トリカブト・クリンソウ・ジギダリスなども、葉だけは食べるようになるかもしれません。


来春のスイセンの花の咲き具合に注目です。

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