姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

この子の成長を見たいけど

 八島湿原で見つけた鮮やかな黄緑色と黒のきれいな縞模様。黒の中に等間隔に黄色い点の模様が付き横に並んでいます。保護色っぽいものの簡単に見つけてしまいました。捕食者に対する警戒色になっているのでしょうか。
覗き込んでも顔は見せません。
大人になったらどんな姿になるのか興味が湧きましたが、湿原内の生き物を持ち帰るのは厳禁ですし、シシウドにいましたが、それ以外の好みの葉を知らなければ飼育は無理です。でも好き嫌いが激しく、だいたい好きなもの1種類しか食べないのが普通です。


調べてみると、緑の中に細い黒線、黄色い点の代わりに青い点、大きさはほぼ同じものを見つけました。

【資料】 アオバセセリの幼虫
(幼虫6齢 53mm )
このまま成虫になれば

翅は綺麗ですが、胴体が太くて毛深くて粉っぽい(鱗粉を撒き散らしそう)のでガと間違えられるタイプ。
“ガでもこんなに色の綺麗なものもあるのかぁ”くらいにしか見えません。


もう一つ似たのがありました、
緑の部分に細い黒線があるのでどうなんでしょうか。

【資料】タイワンアオバセセリの幼虫
(5齢、46.5mm、コウシュンカズラ)
このまま成虫になれば

やっぱりガと間違えられるタイプ。
翅を広げると青いのかな?
♂♀の違いで地味なのかな?
よく見かけるのはこれでしょうか。



良く見ると違うような気がしますが、近いもの2つ見つけるのがやっとです。


セセリのほとんどはガと間違えられ、嫌われる対象になっているのではないでしょうか。
ガと思っているものも毛嫌いしないで、少しは注意深く見て調べたいものです。

×

非ログインユーザーとして返信する