廃屋・空き家問題
用事があって新宿へ行ったついでに、強い雨にもかかわらず兄の家に立ち寄りました。
途中、蔦に覆われた廃屋があります。
昔おもちゃ屋と手前に天ぷら屋があった場所で、店の名前は憶えていませんが、姓は記憶に残っています。店を利用するときは姓で呼んでいたように思い出します。
春夏は蔦も緑色が増えるだけなのであまり気になりませんが、
秋になって枯れてくるとお化け屋敷に変貌します。
相続登記がなされず所有者が不明のまま次の相続が発生していると、戸籍を追っても全員の居場所がわからず、手を付けられないというケースがほとんどです。
廃屋や空き家は地震による崩壊や火災の危険があって、周辺住民も気が気ではないはずです。
相続登記の啓発をしないままここまで来て、来年から国は罰金を取ることにしましたが、解決するのはほんの僅かだと思います。
マンションやビルが増えていくのとは逆に、
地元住民は減るだけでなく、問題を残して去っていきます。
兄の家の庭にカシワバアジサイが咲いていました。
もともと花の重みで茎が湾曲しますが、強い雨の重みでなおさらのようです。
カシワバアジサイを実際に見るのは初めてで、葉がカシワの葉にそっくりです。
柏餅を思い出しながらほっこりしました。


