姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

コロナ第9波を実感し難いのは当然!

 コロナウィルスが2類から5類に変更されたのに伴って、5月8日以降は定点把握になりました。人口比率に従って割り振られた5000の指定医療機関からの報告を基に、毎週数値が発表されるようになりました。毎日ではなくなり、医療機関も全体像を捉え難くなりました。
 また、指定されなかった医療機関は報告しなくてもよいことになりました。
5月始めまでは全数把握で、何千人何万人の感染者数が毎日報告されていましたが、現在は1指定医療機関あたりの1週間分の数値ですから、取り扱う数字は3桁くらいの違いがあります。
“小さな数字にこだわるな”と言わんばかりです。


そんな中で、

沖縄は早々にスケールオーバー。
鹿児島も今回スケールオーバー。
この2県以外にも急増している地域はたくさんあります。
各都道府県の報告数は指定医療機関数を掛ければ出ますが、実際の感染者数はもっともっと多くなります。



各都道府県の指定医療機関からの報告数をグラフにすると、やはり大都市を含む都道府県は上位にきます。

それでも沖縄・鹿児島は異常なほど感染拡大を示しています。


報告数は東京が最も多くなるのは当然です。
毎週2割増での試算では、報告数が1万人を超えるのは7月中旬~8月上旬だったのですが、7/2時点で3000人弱。毎週 1割増のペースのようです。
それでも7/2時点で報告数が3000人弱というのは、実感染者数はすでに1万人超ではないでしょうか。


 琉球新報の取り組みが目を引きます。
第8波の時の全数把握と定点把握の相関係数を調べて推計感染者数を発表しています。

報告数の5倍近くの推計感染者がいるのではないかということです。
全国紙地方版も地方紙もこのような発表をするものは見当たりません。
琉球新報がコロナと真剣に向き合い県民に知らせる、本来の新聞社としてあるべき姿を見た気がしました。


国は国民をパニックにさせないという役目がある
(戦時のウクライナ・ロシア、大戦時の日本もそうです。
森友・加計・桜もこの手で凌いだ?)
かもしれませんが、


新聞社もテレビ局も
“仕事をしないのも大きな仕事”
と胸を張って言っているように思えて仕方ありません。

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