年々背が低くなるクマザサ
葉が大きく背丈の高いクマザサ。
葉が大きいから熊の名がついているのではなく、
夏まで緑の葉が、気温の低下とともに周辺から枯れてきて、
枯れるというより緑色が退いていきます。
隈取をしたような笹になるのでクマザサというようです。
鑑賞用にもなります。
光合成で栄養を根にたっぷり送り込んだクロロフィルは、このころから用なしになっていくためにこのようになるのだろうと思います。
10年ほど前は、笹原に入ると先が見えないくらい繁茂していましたが、
今では高さ1ⅿくらいでしょうか。
枯葉が残っていると、
翌年光を求めて背を高くしてから葉をつける必要がありますが、
枯葉が残っていなければ日当たりが良くなって、
地面近くに葉をつければすぐに光合成が可能になり、
無駄に茎 ( 正確には稈 ) を伸ばす必要がなくなり、小ぶりな笹になります。
冬にシカがクマザサの枯葉を食べることによって生じる現象なのでしょう。
クマザサにとって食害なのか、助かっているのか。
きっと持ちつ持たれつ・・・・Win Winの関係だと思います。
これが自然の営みなのでしょう。
年々笹原が低くなり、
気づいたときには遠くの建物がはっきり全体が見えるようになっていました。