タクシーの提灯は 実はSOS非常灯
タクシーの屋根についているものを、球体だろうが直方体だろうが提灯といいます。
自社広告を屋根に付けているというのは二次的なもので、本来の目的は犯人に知られないようにSOSを発信するための物なのです。
事件が起きたら赤ランプを点けます。
だから、低いトンネルを楽に通れるようにと提灯を取り外すわけにはいかないのです。
提灯が付いている意味を知って何年か後に、SOSの赤ランプを点けたタクシーを見たことがあります。
刑事ドラマさながらさりげなく尾行しました。
停車したところで警察に通報のつもりでいましたが、
だんだん知らない道を長く走るようになってきました。
ナビもPHSもない時代で、何となく港区の海方面ということしか分かりませんでした。
通りの公衆電話も少なくなり追うのを諦めて、公衆電話から車種・色・ナンバー・場所を通報してパトカーにバトンタッチしたことがあります。
名前・自宅電話・車ナンバーを聞かれたかもう覚えていませんが、その後どうなったか分かりません。
非常灯が点灯していたらすぐに通報した方がいいですね。
ただし、赤ランプの意味を知らなければ通報もできません。
というか、提灯の役割が今も変わっていなければの話ですが。
タクシーの運転手さんを助けてあげましょう。
