オバケトンネルはいずれ消滅
今でこそ“オバケトンネル”と呼ばれていますが、
以前は
「タクシー殺しのガード」
「提灯(あんどん)殺しのガード」
「首曲がりトンネル」
などと呼ばれていました。
なぜタクシー殺しなのか、なぜ提灯(あんどん)殺しなのか、なぜ首曲がりなのか。
高輪再開発工事現場をジグザグに誘導路に従って進むと、
左奥にオバケトンネルが見えました。
右側は塞がれていますが、
以前は、左右に伸びる片側1車線の道路がありました。(歩道は片側だけ)
くるまのニュースより 撮影日時不明
ところが、JRをくぐる天井の高さが1.5mしかない「名物トンネル」なのです。
過去には車もここを通っていました。
タクシーだと気を遣います。
屋根に20cmくらいの提灯が付いているからです。
ちょっと車高の高い車だと屋根を擦ったりドカンとしたことでしょう。
当然標識はあったはずですけど。
既に車両は通行禁止になっていますが、
通る人は今でも首を曲げないと通れません。
現在は途中で折れ曲がって仮設トンネル(?)に移るので高さに余裕があります。
途中、足元で水の流れる音がして、異臭を放っているところがあります。
昔の“どぶ川”に近い匂いです。
反対側に出ました。
こちらからだと再開発ビル群の全体が見られます。
街からは昔の名物は次々と消え、新たな名物が誕生します。
(おまけ)
近くに芝浦運河への案内表示がありました。
芝浦運河は匂いませんが、汚い色です。ガス(メタン?)発生の泡がボコボコ湧いてきます。
両側のビルは比較的新しく、かなり整備がなされたようですが、運河の汚さが目立つのが残念です。
ずっと進むと田町駅へ行くようですが、今回は引き返すことにしました。







