姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

正規のハイキングコース

 明らかに雨の降らないという日が2,3日あったら白樺の見える尾根まで行くつもりでいましたが、この雨続きでは避けるしかありません。道なき道から林道へさらに国有林を抜けると到着しますが、正規のルートを林道まで歩くことにしました。 ここがハイキングコース入口です。 坂の途中に白い花が咲いていました。 我が小屋の裏にも咲いていますが、名前はわかりません。 コース整備がなされていて、とても歩きやすいです。…

茸が生えていた

 9日早朝、雨が止んでいるので散歩しました。一日中弱い雨が降ったり止んだりする予想なので、貴重な止み間です。 いつの間にか茸が生えていました。よく見る茸ですが、小さい時はナメコにみえます。 少し大きくなると食べられそうですが、 食べない方がいいと聞いています。まずいのか毒なのか聞いていません。 大きくなると直径15cmくらいになりますが、 傘はぬるぬるし始めます。腐り始めでしょうか。 こんな茸で…

大雨特別警報

 8日朝から大雨特別警報が岐阜県に続いて長野県にも発令されました。長野県は木曾地域の県境が大変なようです。雨雲もじわじわと東信州に迫ってきます。  飛騨川が氾濫し、木曽川も濁流が堤防ぎりぎりの高さに迫っています。 3年前に木曾街道の宿場探訪のサイクリングをした時に清流を見て元気づけられ、後押しされながらペダルを漕いだことを思い出します。休憩時に眺めて癒されたものです。あの木曽川が今は大暴れする寸…

ウツボグサの微の世界

 一日中大雨警報が出たままで雨で作業はできず、ウツボグサを1つ摘んで中を覗くことにしました。  驚いたのは至る所に触手のようなひげが伸びていたことです。 花弁の縁にも、 花弁の先端にも、 泡の中からも。 萼の縁にも、 長いものもあります。 あっちからも、こっちからも まるでイソギンチャクの触手のようです。 おしべと葯でしょうか。泡もあります。 葯、泡 おしべの先端の葯と2つに裂けている様なめしべ…

草木の様子

 6日、屋根に当たる強い雨の音で目が覚めました。扉にも雨がかかるほどなので研磨の仕上げと塗装はできません。梅雨期らしく雨がらみの毎日になりそうです。わかっていたことですが、間隙をぬって決行するつもりですが。朝から大雨警報が出ています。予想より雨が悪すぎです。可能ならばウツボグサの微の世界に行こうと思っています。  5日に撮った草木の様子をまとめます。  クリンソウの実とマムシグサ 5月にあまり咲…

草茫々の中にも黄と紫の花

 山小屋の玄関扉の塗装を早くしないといけないので、雨の合間をみて向かうことにしました。降りそうで降らない道中のエコーラインで、白い花がたくさん咲いている木を見つけました。  秋には角のたくさんある3cm程の赤い実がなるのですが、花を見たことがありませんでした。  下の枝にもびっしり花が咲いています。木の名前はあとでゆっくり調べることにします。  今年は6月に来られなくて除草ができなかったので、小…

ドクダミの微の世界

 ネジバナの驚きをもう一度ということで、小さなドクダミの花を摘み取って調べることにしました。ネジバナにあった泡状のものはドクダミにはないだろうと覗き込みました。 白い花弁に見えるのは総苞で、花弁も萼もありません。  もっと接近すると、黄色い葯以外にシラスのような白いものがあります。 根元の白緑色にぷっくりしているのが子房のようなので、シラスは雌蕊なのでしょうか。 雌蕊1本と雄蕊3本が一組なのだそ…

ネジバナの微の世界(続)

 花弁を取り巻く泡と内部の泡を見た驚きだけで忘れていましたが、花の内部には雄蕊・雌蕊があるだろうと覗き込みました。黄色い点々が見えました。 これが雄蕊の先端の花粉なのでしょう。よく見るとハート型をしています。   どの花も黄色いハート型です。 雄蕊は2本? 雌蕊は見えません。   調べてみました。 “雄蕊と雌蕊は完全に合体して一本の構造になって、雄蕊は一本ないし二本だけが残り、他は退化する。先端…

ネジバナの微の世界

 ネジバナを1本摘んできて、小さな花の中を覗き込むことにしました。 前回の写真は左巻き、今回のものは右巻きですが、違いによる差はありません。  近づいていくと、イカの吸盤が並んでいるように見えます。 でも横から見ると花弁の先端はとがって反り返っています。 花の中は泡で満たされています。まるで洗剤の泡のように見えます。みずみずしさを感じます。粘り気がなくても小さな虫が泡に捕まって溺れるのではないか…

色とりどりの花たち

 2週間前に蕾が顔を出し始めたアガパンサスが気になり、谷津干潟に寄ってから見てまわることにしました。  干潟には珍しく黒い鳥ばかり、それも皆杭の上で休んでいます。 カワウなのかウミウなのか  気になっていたアガパンサス。  そばには白と紫が並んでいます。  ヒメクチナシ(姫梔子)[アカネ科]と  クチナシ(梔子)[アカネ科]  ブッドレア[フジウツギ科]  ユリのように見えますが、 葉も花の付き…

人出戻った日曜日

 19日(金)に県境越え自粛解除となって、土曜日には高速道路の渋滞が発生しました。  21日(日)茜浜海浜公園を散歩しました。船溜まりから海に通じる水路には人が多く出ていました。  子供も遊びか手伝いか短パン・Tシャツ姿で水の中にいます。足でもぞもぞしている人、手を伸ばしている人、熊手で掻く人、本格的に鋤簾(じょれん)と呼ばれる採貝用のカゴを引きずる人がいます。採貝のようです。  バラスト水によ…

高輪ゲートウェイ駅

 用事を済ませて兄宅へ立ち寄るとノウゼンカズラが満開でした。 雨が降りそうなので2時間ほどで帰りましたが、帰る途中で高輪ゲートウェイ駅を見に行くことにしました。  山手線の品川と田町の間にできた新駅で、東海道に江戸の玄関口を示す木戸があった場所です。歴史にちなんだいい発想ですが、高輪という現在地と木戸があった史実を基にしての条件付きでの公募でもよかったかなと思います。 自由公募で駅名が決まったと…

トンボが来るようになりましたが・・・

 暑さのピークは終わろうとしています。31℃超はなくなりました。朝晩は20℃割れが続き始めました。秋が近づいてきましたが日中はまだ暑そうです。  秋の風物のひとつが“トンボ”。 驚くほどではありませんが、アキアカネを少しづつ見かけることが増えてきました。  トンボは卵で冬を越し、春に生まれたヤゴが水中生活できるように、水の確保しやすい田んぼに産み付けられます。よく水面に尻をつけて産卵する様子を思…

聖火台の里帰り

 旧国立競技場の解体によって取り外された聖火台(高さ2.1m、重さ4tの鋳物)は、東日本大震災の復興のシンボルとして東北の被災地を巡回して役割を終え、製造場所の埼玉県川口市に半年間展示されていました。その聖火台が新国立競技場に恒久展示になることを18日朝刊で知りました。  用事で新宿に行くところだったので、立ち寄ることにしました。信濃町から歩いていくと、新国立競技場が見えました。 外壁の植木が育…

ハートのトマト

 先日買ってきたトマトの中に面白い形のものがあって、今日食べることになりました。 私「こう置いて見ると何に見える?」 娘「・・・」 私「ハートに見えないか?」 娘「ああ、そうだね。」 (感動しないやつだなぁ。) 私「切る前に写真を撮っておこう。」 娘「ふ~ん。」     (乗りの悪いやつだなぁ。) パシャッ。   私「撮れたぞ。もう一枚。」 娘「やめなよ。切るよ。」 私「待った! 逆さに置いて一…

似て非なるもの ~君子蘭と紫君子蘭~

 君子蘭(クンシラン)は「ラン」とつくのに「ラン科」ではないことは花の姿を見れば当然わかりますが、ヒガンバナ科のクンシラン属(クリビア属)なのだそうです。                    wikiより どう見ても結びつきません。また、オレンジ色以外は見たことはありません。 ほかの色を見たことがないだけかと調べていたら、最近黄色の君子蘭が開発され、今のところこの2色だけのようです。 もっと調…

梅雨入り直前の花散歩

 このところ蒸し暑い毎日ですが、今日(10日)、中国・近畿・東海が梅雨入りをしました。関東の晴も今日(10日)が最後のようなので、花を見に散歩をしました。    アジサイ(アジサイ科)って変わった花で、花びらとして見てしまうのは萼で、色がついて飾り花になっていますが、両性花は小さな目立たないものです。ガクアジサイは中央に粒粒が密集して、これから咲く蕾のように見えます。飾り花が大半のアジサイよりガ…

24分の1秒を追えますが、まだ途中

 偶然にも早い段階で優秀なビデオプレーヤーのフリーソフトが見つかりました。スロー再生をダブルクリックしてすぐに停止させながら1秒間で何フレームも見ることができました。Real playerより優秀です。  鹿の目の動きや表情(?)は、まだ拡大確認していないので、読み取ることができませんが、いろいろなことがわかりました。 自分が【鹿の姿を発見した瞬間】、 【後姿であることを確認した瞬間】 左の鹿が…

24分の1秒を追いたい

 ドライブレコーダーによって、貴重な鹿の動きを記録することができました。  そこで、どの時点で車に気づき危険を感じたのか、鹿の目の動きや表情(?)で読み取ることができるのか調べることにしました。ビデオは1秒間に24フレーム記録するので、1フレームずつ拡大し確認できるか挑戦します。鹿を発見して5秒間の出来事なのですが、それでも120フレームの確認が必要になる計算です。外出自粛にはもってこいの作業か…

2020-5月滞在中の気温

 初日25日は前日に引き続き暖かく、長野県全域が7月上旬の気温になりました。直後から寒気の南下により気温が下がり、6月下旬並み、6月中旬並み、6月上旬並みに変わってきましたが、それでも高い気温が続きました。 毎日の気温は下図のとおりでした。    2013年以降の比較をすると連休の滞在が多く、下旬のデータは2013年上中下旬以来の2件目でした。 下旬ならば気温が高くて当然ですが、2013年は日中…