廃駅“旧万世橋駅”(幻のターミナル駅)を訪ねて
1889年(明22)4月11日、立川駅 - 新宿駅間が開通(甲武鉄道)
1906年(明39)3月31日に国有化
1908年(明41)4月19日に御茶ノ水駅以東480m延伸して仮駅昌平橋駅を設置。
1912年(明45)4月1日昌平橋駅を320m延伸して万世橋駅開業
1919年(大8)3月1日、当駅 - 東京駅が開通し、一中間駅となり
ターミナル駅としての地位を失う。
1923年(大12)9月1日の関東大震災で駅舎が焼失し後、簡素な駅舎が再建。
1935年(昭10)鉄道博物館への階段増設。
1936年(昭11)4月25日、東京駅から鉄道博物館が移転。駅舎は解体縮小。
1943年(昭18)11月1日、駅は実質廃止。
2012年(平24)7月より旧万世橋駅遺構を整備。
2013年(平25)9月14日に「mAAch ecute(マーチエキュート) 神田万世橋」が開業。
1912階段の入口です。
開業当時の階段(1912階段)を上がって
ホームに出ます。
ホームには休憩所とカフェテラスがあり、
すぐ横を中央線快速(E233系0番台)も特急(E353系)も通過して行きます。
中央の白い部分がフラッとホーム先端です。(神田・東京方面)
東京から移設された鉄道博物館に通じる階段増設(1935階段)
8年後廃駅になった不運な階段です。
ガード下の家の玄関みたいで、
案内表示がなければ入るのに躊躇します。
地下鉄銀座線にも万世橋駅が
1930(昭和5)年1月から、神田駅が開業した1931(昭和6)年11月までわずか2年間、
臨時に使用されていました。
この後、高架橋に沿って昌平橋に向かいました。