姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

ATMに変わって人間が・・・?

 西白樺湖に郵便局があります。
5年ほど前に店と一緒に改装だか改築だかで使えない時期が2年ほどありました。普段利用していた人は山を20km下ったところの郵便局まで行っていたのだろうと思います。
今回初めて利用しました。


帰るのが7月になった時に備えて、6/30期限の国保の振込用紙とカードと通帳を持ってきています。
扉を引いて中に入っても、ATMはないし人もいないので声をかけると、局長さんらしき人が受付をしてくれました。


振込用紙と通帳を渡すと、何やら機械を動かして、最後に暗証番号入力装置を渡されました。


凄く異様な感じがしましたが、考えてみれば普通の窓口業務です。入金・出金・振込をATMで済ませることに慣れてしまった今、これでいいんだよなぁと痛感しました。


ATMを設置すれば24時間ONだし、維持費もかさみます。その結果、手数料や利用料を値上げせざるを得なくなる始末です。
暇そうな窓口があってもATMには10人並ぶという光景もしばしばみられます。


便利がサービスといって次々と導入してきATMですが、窓口1つですべて行う郵便局を利用して、のんびりと世間話をしながら過ごすのどかな時間は、ミヒャル・エンデの“モモ”を思いだしてしまいました。
歳をとった証でしょうか。

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