なぜかこの時期に牡鹿と牝鹿
前回の心霊写真のようなクイズの正解と解説・考察・感想です。
赤枠内にまだ小柄な牡鹿と牝鹿がいます。冬の木々の色・土の色に隠れてしまいます。
通常9月末~11月始めが繁殖期で、その後牡鹿だけの集団で順位付けを行い、
角は春先になると落下し新たな角に生え換わります。
写真を見ると新しい角が20cm以上伸びているように見えます。
牝鹿は母系集団の中で5~6月に出産します。妊娠期間233日(8カ月)です。
この2頭はたまたま採食地では合流したのか、この牡鹿はドン・ファンなのか。
角の伸びた牡鹿を見ることはここではとても珍しいです。
また、ペアで見られるのもこの時期としては珍しいです。
赤枠内に後ろ向きで横顔の牝鹿が1頭います。土の色に隠れてしまいます。
尻の白が目立ちますが、遠目では土や崖の石と見誤ります。
おなかに子がいるかはこの写真からは分かりませんが、珍しい単独行動です。
上の写真と同じ牝鹿かもしれませんが、だとすると1時間半近く200m以内をうろついていたことになります。
冷え込みが緩んで、巣ごもりから抜け出して鹿も散歩を始めました。