黒耀石体験ミュージアム
左奥の展示室に入りました。
① 約87万年前~
火山噴火でできた黒耀石が、火砕流によって虫鞍山に流れてなだらかな地形ができました。
② 約80万年前~
大きな地形変動で深い谷や形成されました。
③ 約80万年前~
たくさんの石器人が鷹山川に黒耀石を拾いに来てムラをつくり、黒耀石で石器をつくり、狩猟生活を始めました。
④ 約1万年前~3500年前
気候が温かくなり、森が発達すると土砂崩れも減り、川で黒曜石が拾いにくくなり、掘り出すようになりました。遠くのムラへも運ばれました。
その採掘現場の穴は、その後土砂に埋まり、大きな窪地として地域に残されています。
黒耀石の産出地(赤点)は
諏訪湖の北東側に集中し、八ヶ岳にも点在します。
旧石器・縄文遺跡(薄黄・黄点)は
黒耀石産出地に対応しています。
槍型尖頭器
槍の先端に取り付けて対面対決!
ナイフ形石器 ➡
石鏃(せきぞく・いしやじり)
矢の先端につける石製の矢じりで、主に縄文時代に使用されました。
槍 ➡ 弓矢 ➡ 現在は銃
掘る道具は「掘り棒」
木の枝を加工して粘り気のある固い土を掘り崩し、カゴデ運び出していたようです。
「掘り棒」は、割りにくい粘りのある木を選んで作られていますが、鹿の角も使われていたようです。
【黒曜石か黒耀石か】
「黒曜石」と翻訳された以来、新聞や教科書ではこの字を使用していますが、
断面の美しい輝きに注目して産出地では「黒耀石」としています。最近では火山・岩石研究者もこの字を使う人が多くなっています。
ご先祖様に感謝感謝です。









