姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

四個漢字はどうか

 準三個漢字に蕊があったのを思い出しました。おしべ・めしべの蕊です。 次世代に心いっぱい生命力を与えようとする草花の生殖機能の意味でしょうか。 2020.6.29撮影 ヒメジョオン  四個漢字という言い方はないと思いますが、同じ漢字を4つ書いてできる新たな漢字があるのか、探してみました。何か難しそうな読みだったり、難しい漢字のイメージです。 叕(つづる)       燚 𠁠  器 噐 傘 綴 …

三個漢字?

 三個漢字という言い方はないと思いますが、同じ漢字を3つ書いてできる新たな漢字が思いのほか多く、気になったので調べてみました。何か難しそうな読みだったり、難しい漢字のイメージです。ぱっと思い出したのは轟と姦。 鑫 灥 厵 惢 猋 鱻 羴 麤 蟲 姦 轟 矗 驫 毳 龘 䆐 ・・等多数ありました。まだまだあります。 どれもたくさんいる(ある)様子やそのイメージの読みでした。 身近なものを忘れていま…

今年上半期の漢字一文字

 4連休直前にテレビでこのようなテーマを扱っていました。 アンケートを取ったところ、“耐・静・忍・家・未”ということでした。 どれもコロナ関連です。 『 コロナ禍で 旅は未定で どこにも行かず 家で静かに 耐え忍び 』 といったところでしょうか。 私の漢字一文字は“粛”です。 【粛(肅)】 を調べてみました。 ① つつしむ。 ②きびしくする。 ③ おごそか。 部首は 聿 (ふで・ふでづくり) 彐…

2020-7月滞在中の気温

 来客や工事のために自宅待機の多い下旬になってしまいました。今月はもう山小屋には行けそうにないので、7月分の気温をまとめることにしました。  梅雨前線が九州から岐阜・長野に居座って各地に被害をもたらしました。 太平洋の高気圧の発達とともに梅雨前線が北上する予想が見事に外れ、北の冷たい高気圧が頑張ってしまいました。 ★毎日の気温は下図のとおりです。 雨の日ばかりで日中の気温が上がらず、その分朝晩の…

習志野隕石と命名

 7月2日午前2時頃、関東上空を東に横切る火球が目撃されました。当日の朝のニュースでその様子が放映され、神奈川県や三重県からの映像もあって驚きました。 平塚市博物館の藤井大地さんが神奈川県平塚市で撮影した火球。左から右に流れた(2日)=共同  流れ星は1mm以下(よく見るものは0.1mmレベル)の岩石片・粒・塵が大気との摩擦で燃えて光るので、願い事をする前に燃え尽きて光を失います。 大きな岩石だ…

チャレンジャー事故(1986年)から学ぶ

 1986.1.28 打上げ73秒後の空中分解。7名の乗務員が亡くなってしまいました。我々の年代ならほとんど人が知っている事故です。  気象条件のために幾度も延期され、6日後の打ち上げになりましたが、その間整備の不安から打上げ中止を求め続けた技術者がいました。 NASAの幹部は「8%の危険を恐れていては科学の発展はない。」 技術者ボージョレーは「危険度を0%にしないと人の命が失われる。安全第一。…

Go Toキャンペーンは救済?

“ Go To キャンペーン ” って何? 山小屋にいたので、情報に疎くなっていました。 “税金で補助するから旅行しませんか?  お得ですよ!  業界も救済できますよ!” という旅行のキャンペーンを、7月10日に観光庁が発表したようです。 焦り過ぎじゃないの。何かピンときませんが、そして旅行業界の会長が二階俊博と知ってびっくりしました。早速Web調べです。 旅行業界には2つの協会がありました。 …

結局、玄関扉の塗装できず

 それにしてもよく降りました。一週間で薄日が差したのが2時間あったかなぁ。今年も日照不足で植物が困っています。土はたっぷりと水を含んだままで、根腐れするものも目立ちます。 ウバユリは今年はゼロです。 数少ないフシグロセンノウは食害に遭い、出直しの最中にこの天候です。 ウドも食害、出直し状態。 フタリシズカも蕾をつけたままうなだれています。 トリカブトは裏の小川付近のものだけが元気ですが、裏道全滅…

正規のハイキングコース

 明らかに雨の降らないという日が2,3日あったら白樺の見える尾根まで行くつもりでいましたが、この雨続きでは避けるしかありません。道なき道から林道へさらに国有林を抜けると到着しますが、正規のルートを林道まで歩くことにしました。 ここがハイキングコース入口です。 坂の途中に白い花が咲いていました。 我が小屋の裏にも咲いていますが、名前はわかりません。 コース整備がなされていて、とても歩きやすいです。…

茸が生えていた

 9日早朝、雨が止んでいるので散歩しました。一日中弱い雨が降ったり止んだりする予想なので、貴重な止み間です。 いつの間にか茸が生えていました。よく見る茸ですが、小さい時はナメコにみえます。 少し大きくなると食べられそうですが、 食べない方がいいと聞いています。まずいのか毒なのか聞いていません。 大きくなると直径15cmくらいになりますが、 傘はぬるぬるし始めます。腐り始めでしょうか。 こんな茸で…

大雨特別警報

 8日朝から大雨特別警報が岐阜県に続いて長野県にも発令されました。長野県は木曾地域の県境が大変なようです。雨雲もじわじわと東信州に迫ってきます。  飛騨川が氾濫し、木曽川も濁流が堤防ぎりぎりの高さに迫っています。 3年前に木曾街道の宿場探訪のサイクリングをした時に清流を見て元気づけられ、後押しされながらペダルを漕いだことを思い出します。休憩時に眺めて癒されたものです。あの木曽川が今は大暴れする寸…

ウツボグサの微の世界

 一日中大雨警報が出たままで雨で作業はできず、ウツボグサを1つ摘んで中を覗くことにしました。  驚いたのは至る所に触手のようなひげが伸びていたことです。 花弁の縁にも、 花弁の先端にも、 泡の中からも。 萼の縁にも、 長いものもあります。 あっちからも、こっちからも まるでイソギンチャクの触手のようです。 おしべと葯でしょうか。泡もあります。 葯、泡 おしべの先端の葯と2つに裂けている様なめしべ…

草木の様子

 6日、屋根に当たる強い雨の音で目が覚めました。扉にも雨がかかるほどなので研磨の仕上げと塗装はできません。梅雨期らしく雨がらみの毎日になりそうです。わかっていたことですが、間隙をぬって決行するつもりですが。朝から大雨警報が出ています。予想より雨が悪すぎです。可能ならばウツボグサの微の世界に行こうと思っています。  5日に撮った草木の様子をまとめます。  クリンソウの実とマムシグサ 5月にあまり咲…

草茫々の中にも黄と紫の花

 山小屋の玄関扉の塗装を早くしないといけないので、雨の合間をみて向かうことにしました。降りそうで降らない道中のエコーラインで、白い花がたくさん咲いている木を見つけました。  秋には角のたくさんある3cm程の赤い実がなるのですが、花を見たことがありませんでした。  下の枝にもびっしり花が咲いています。木の名前はあとでゆっくり調べることにします。  今年は6月に来られなくて除草ができなかったので、小…

ドクダミの微の世界

 ネジバナの驚きをもう一度ということで、小さなドクダミの花を摘み取って調べることにしました。ネジバナにあった泡状のものはドクダミにはないだろうと覗き込みました。 白い花弁に見えるのは総苞で、花弁も萼もありません。  もっと接近すると、黄色い葯以外にシラスのような白いものがあります。 根元の白緑色にぷっくりしているのが子房のようなので、シラスは雌蕊なのでしょうか。 雌蕊1本と雄蕊3本が一組なのだそ…

ネジバナの微の世界(続)

 花弁を取り巻く泡と内部の泡を見た驚きだけで忘れていましたが、花の内部には雄蕊・雌蕊があるだろうと覗き込みました。黄色い点々が見えました。 これが雄蕊の先端の花粉なのでしょう。よく見るとハート型をしています。   どの花も黄色いハート型です。 雄蕊は2本? 雌蕊は見えません。   調べてみました。 “雄蕊と雌蕊は完全に合体して一本の構造になって、雄蕊は一本ないし二本だけが残り、他は退化する。先端…

ネジバナの微の世界

 ネジバナを1本摘んできて、小さな花の中を覗き込むことにしました。 前回の写真は左巻き、今回のものは右巻きですが、違いによる差はありません。  近づいていくと、イカの吸盤が並んでいるように見えます。 でも横から見ると花弁の先端はとがって反り返っています。 花の中は泡で満たされています。まるで洗剤の泡のように見えます。みずみずしさを感じます。粘り気がなくても小さな虫が泡に捕まって溺れるのではないか…

色とりどりの花たち

 2週間前に蕾が顔を出し始めたアガパンサスが気になり、谷津干潟に寄ってから見てまわることにしました。  干潟には珍しく黒い鳥ばかり、それも皆杭の上で休んでいます。 カワウなのかウミウなのか  気になっていたアガパンサス。  そばには白と紫が並んでいます。  ヒメクチナシ(姫梔子)[アカネ科]と  クチナシ(梔子)[アカネ科]  ブッドレア[フジウツギ科]  ユリのように見えますが、 葉も花の付き…

人出戻った日曜日

 19日(金)に県境越え自粛解除となって、土曜日には高速道路の渋滞が発生しました。  21日(日)茜浜海浜公園を散歩しました。船溜まりから海に通じる水路には人が多く出ていました。  子供も遊びか手伝いか短パン・Tシャツ姿で水の中にいます。足でもぞもぞしている人、手を伸ばしている人、熊手で掻く人、本格的に鋤簾(じょれん)と呼ばれる採貝用のカゴを引きずる人がいます。採貝のようです。  バラスト水によ…

高輪ゲートウェイ駅

 用事を済ませて兄宅へ立ち寄るとノウゼンカズラが満開でした。 雨が降りそうなので2時間ほどで帰りましたが、帰る途中で高輪ゲートウェイ駅を見に行くことにしました。  山手線の品川と田町の間にできた新駅で、東海道に江戸の玄関口を示す木戸があった場所です。歴史にちなんだいい発想ですが、高輪という現在地と木戸があった史実を基にしての条件付きでの公募でもよかったかなと思います。 自由公募で駅名が決まったと…