姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

落ち葉で温まる鹿

 11月になると10℃超の日が極端に減ります。
昨年11月滞在中に-9.3~-2.3℃という真冬日が一日ありました。


 良く晴れると地面は良く暖まりますが、陰になると一気に冷えます。
昨日  12時  15時   18時  21時
外気温   8.9  8.0   2.7  0.5 ℃
地表温 12.4  8.6   3.1  0.7 ℃
こんな冷たい地面で、鹿はどうやって寝るのか気になっていました。


 20:00頃、目の前の道のいつもの場所に鹿が現れました。
こんな時間でも草を食んでいます。
母子の2頭か?


いやいや母子2組のようです。
こちらに気づいたようです。


周囲の様子をうかがいながら、
危険がないのを確認して、また食事に夢中になりました。


 もういないだろうと思いながら10分後に様子を見ました。


2頭は帰ったようですが、

残る2頭は何と腰を下ろしていました。
冷たい地面の上に腹をくっつけて・・・。
かなりリラックスしているようです。


いや、待てっ、落ち葉の布団の上か。
落ち葉の温もりと、隙間に残った暖かい空気を求めているのかもしれません。
裸地よりは多少なりとも暖かいのでしょう。


 このまま道路で寝るはずはないと、10分後に確認しました。
やはりねぐらに帰ったようでした。
寝床は風避けはできても、冷え込みの厳しいところだと思います。
何か工夫しているのでしょうか。
晴ばかりではないし。


野生の忍耐力任せかもしれません。

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