姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

花を見に車山へ

 ニッコウキスゲで黄色く染まった車山を90歳の母と一緒に見た時、「こんなにきれいな景色を見るのは最後だね。」と言って感激してから10年後の今冬に母は旅立ちました。その時の言葉と映像が鮮明に頭に残っています。
 8月下旬ではニッコウキスゲなど咲いていませんが、どんな花が咲いているか見に行ってみました。


マルバダケブキでしょうか。

ウバユリのように大きな丸い葉が地面付近にひろがり、スーッと伸びて先端付近で枝分かれして5~6輪の花が咲いています。ヒマワリの色合いのキクという感じです。


 花期終盤の疲れた花も一面に広がると壮観です。

ヒマワリほど大胆さはありませんが、草むらから控えめに顔を出しているだけでも見事な夏の終わりを感じさせる景色になります。


 左側の斜面には短い穂をつけたススキが伸びてきました。

秋の訪れを感じさせます。
来週は残暑とのせめぎ合いです。


 車山の大駐車場は閑散としています。
車もリフトも土産物店もガラガラです。

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