姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

鹿の体験学習

 近年、鹿を見かけることが多くなりました。子鹿は親から生きていくために必要なことを数多くのことを学ぶのでしょうか。
・腹が減っても絶対に食べてはいけない植物、おいしく食べられる植物、どうしようもない時にまずくても何とか食べられる植物を覚えなさい。
・姿を隠して移動するならこの道を進みなさい。
・直立二本足の生き物は絶対に襲ってこないから驚くことはない。通り過ぎるのを待ちなさい。
・わけのわからない塊が音を立てて急接近してきたときも通り過ぎるのを待ちなさい。


 こんなことを言っているかはわかりませんが、経験のない小鹿は大人の真似をしているだけで、実体験からだけで学んでいくのかもしれません。


以下写真はドライブレコーダーより

▲車の音に気が付いて1頭目が道を横切りました。


▲1頭目は斜面を駆け上りました(左上)。2頭目が続きたくてうずうずしています。


▲2頭目は走る決断をしました。小鹿の勢いを止められない母鹿はじっと状況分析中。


▲1頭目が斜面で待っています。2頭目は走り出してそれにに合わせて3頭目も続きます。


 走行中の車と出くわすと、鹿は通り過ぎるのをじっと見ていますが、小鹿は驚くと必ず構わず前方に走り出してしまいます。親がひと声かければじっとしているでしょうか。それとも鹿の世界では怖い思いをして経験を生かすことの繰り返しなのでしょうか。

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