姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

難を逃れた植物

 食害にあったものばかりではありません。なんとか難を逃れたものも見かけることはできます。でも疲れています。


▼石の角にあるマムシグサ。鹿は食べ難いところの葉より食べ易いものを狙います。


▼7月の多雨で腐りかけ、やっとの思いで生き延びた1カ月遅れのトリカブト。8月の高温日照りで葉は黄ばみ、元気のない葉は食べません。まずいのを知っているのでしょう。


▼アザミも同様です。元気のない葉は食べません。
鹿はグルメです。


▼鹿はイケマには毒があることを知っているのでしょう。
イケマが食害にあったのは見たことがありません。
私が新芽5cm摘まむくらいです。

一見勢いよく低木に覆いかぶさって勢力範囲を広げているように見えますが、すべての葉が病気に罹っています。


▼黒星病のような症状です。天候不順の影響でしょうか。


 今年は多雨続き・猛暑続きの天候不順で植物が痛み、花が少ないので実が少なく、動物は食糧難で通常口にしないものまで食いあさります。
鹿とハクビシンの被害が多いと地元の人たちは皆口をそろえたように言います。

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