姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

まるで食害視察

 先月咲いていたホタルブクロは、結局7日間閉じることなく咲き続けました。そして順次咲き、今も小さな花が懸命に咲いていました。▼

小さな茎にいくつ花が咲いたのでしょうか。


 周囲は鹿の食害が目につきます。
▼鹿の糞が5ヶ所にありました。そのうちの1ヶ所。


▼ウラシマソウの残骸


▼マムシグサも実を避けて食事


▼タラは葉っぱ全部です。

葉の付け根の棘なんか人に対する防御にしかなりません。


▼フシグロセンノウも


▼ウドも


 鹿が食べないとされるスイセンもマムシグサもトリカブトも全部嘘です。生きのいい葉っぱならすべて食用にします。ただ気づいたのはクリンソウは食べないというより、食べられないということだと思います。葉っぱは地面に張りついていて厄介なので、他のものに目移りするのでしょう。毒の有無はわかりません。


 そんな中にも難を逃れたものもわずかにあります。天候不順のなかでやっと咲いたものや病気らしいもの。植物にとっては大変な年だったようです。

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