ミヤマカラスアゲハの動き
アゲハが飛んできてもなかなか上手く撮ることができません。余程の事がない限り翅を休めることがないのです。蜜を吸いに来ても、ちょっと吸っては隣の花へ移動して、繰り返しながら遠くにある別の花に行きます。2~3回繰り返すともっと遠くへ行ってしまい、2時間は戻ってきません。日中に3回ほど繰り返しますが、曇や雨の日は見かけることすらありません。強い日射しのある快晴の日ほど出会いのチャンスがあります。
運よく撮影できても羽が動いていて輪郭がボケます。本格的なカメラで高速シャッターを使えばいいのですが、コンパクトカメラではかなりつらいものがあります。出現可能性×運×運×運=何分の1になるのでしょうか。ビデオに録画して1フレームずつ確認したら驚きの発見をしました。
この2種類が繰り返し現れています。
わずかにずれはあるものの2フレームごとほぼ同じ姿が映っていました。ビデオは1秒に30フレームなので、30フレーム中15フレーム、つまり1秒間に15回ピクピクパタパタしていることが分かりました。翅を閉じ気味に花に留まっているように見えても落ち着きがありません。ハチドリは80回羽ばたいてホバリングをします。
飛び立ちの瞬間 飛行中の横姿
翅を開いたときに輝く青が綺麗に見えます。
2014年8月撮影
たま~~~~に翅を大きく広げて花に留まってピクピクすることもありますが、余程腹一杯か疲れすぎているのかリラックスしているのでしょう。こんなアゲハに出会うのはとてもめずらしいですが、今までに1回だけありました。
