姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

「教員の確保と待遇改善の取り組み」へのぼやき

 全く見えていない教員待遇政策。

教員希望の大学生は大勢います。

教員免許取得には教育実習が必要ですが、

教育実習で大学生が見て感じるものは、教員が忙しすぎること。

この様子を見て諦める大学生がとても多いのです。


朝早く学校へ出勤し、授業を行い、部活をやれば退勤時間になります。

 

そこから授業準備、定期考査が近ければ問題作成、終われば採点や評価。

保護者との面談があれば資料準備、その他行事の計画立案、会議等々。

 

帰りは何時になるのでしょうか。

残業手当は出せないから、教員手当を増やせばいいだろうと、

10%だ13%だと議論をしているようですが、

手当を出しているのだから働けよというスタンスなのが恐ろしいのです。

そういう時代はとっくに終わっています。

自分の時間がないのです。

土・日曜のどちらかは部活。


大学生が希望をもちながらも諦めるのは当然のことで、

金ではなく勤務時間の問題であることに気づいていないか、

気づいていても対処できないのです。

金のバラマキでやりくりしてきた習慣がしっかり根付いてしまったようです。


採用試験の前倒しというピントのずれた議論をしても全く効果がないというか、

関係のないところを改めて、対応しているつもりになっているのが残念でもあり、怖くもあり、呆れるばかりなのは私だけでしょうか。


長野県は部活動を切り離して、社会教育への移行の検討を始めました。

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