姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

ヤマグリの実・顕微写真

 若実をつけたヤマグリの木の隣にイガをつけた木があったので、続いて観察しました。


いがは「苞葉」と言って、
つぼみを包んでいる葉が変化したもので、
光合成をおこない、種に栄養を送っています。
黄色い部分が種。
私たちが食べている部分です。


いがはまだ柔らかく、イソギンチャクのようです。

針とは程遠いです。


先端を正面から見ましたが、前回紹介した若実のような芸術的なものではありません。


実の縦断面(上部・中部・下部)の3連になります。


上部 ・・・ 白いのは鬼皮と渋皮になる部分でしょうか。(想像の域です)


中部 ・・・ 種子の部分。(食べる部分)


下部 ・・・ ドングリ同様「座」もできています。


棘は現在7~8mm


栗はおもしろいです。
果実である鬼皮を捨てて、種の胚であるクリーム色の部分を食べるのですから。


子供のころ、梅干しの種を歯で割って、種の中身を食べたことがあります。
結構おいしかったですよ。

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