姫木平の山小屋生活

毎月一期間過ごしています。現地の動植物や生活の様子を紹介します。冬季は自宅近隣の散策や旅をした様子を綴っています。

「タンス預金」の壁

 7月3日に新紙幣が発行されました。
いつ出会えるかわかりませんが、
出会えたらじっくり見ることにします。
新紙幣による自販機交換が大変なようですが、
GDP2%上昇すると誰かさんたちは喜んでいるそうです。
せこいなぁ。


 ところで国民のタンス預金の総額が10兆円超え(記憶が正しければ)
とも言われていますが、
低金利過ぎて家においていても変わりません。
積極的な人は高金利のドル預金(ドル買い)。
そこで円安の悪循環がすすんでいます。(輸出株はバブリー)
円安容認、物価上昇推奨のK首相にとっては思い通りなのでしょうか?


タンス預金について
1.いつでも好きな時に現金が使える
 緊急の支払いができる安心感がある。
2.銀行の破綻などから資産を守ることができる
 銀行が破綻した場合には、ペイオフが行われて、1000万円を超えた分の預金が保証の
 対象にならない恐ろしいことに。
3.相続発生時に口座が凍結されても困らない。
 被相続人がなくなることで相続が始まると、遺産分割協議が終わるまで
 故人の預金口座が凍結され、現金を引き出すことができなくなる。
 家族が亡くなった直後は葬儀費用等が必要。
4.国に個人の資産を把握されない
 タンス預金はマイナンバーに紐づけられないため、国に個人の資産を把握されない。
5.家族に知られずに貯蓄ができる(へそくり)


主にこうした5点が、タンス預金が増える理由として考えられます。

 ところがマネー・ロンダリング(資金洗浄)という壁があります。
「規制薬物取引、盗品などの贓物取引、身代金、詐欺、違法賭博、脱税、粉飾決算、裏金、偽札などの犯罪行為によって得た現金から、出所を消し、正当な手段で得た資金と見せかけている」
のではないことを証明することはできないのです。


そこで、国はタンス預金をやめるように声掛けをしています。
金を回して経済に活力を与えてくれ~ の意味もあるのでしょう。
新紙幣発行もタンス預金のあぶり出しを狙っているようですが、
新紙幣でタンス預金を始めれば同じことです。


自分の金を自分で管理して何が悪い!
ということですが、
ただ、これも貨幣価値の目減りは覚悟しなければなりません。
程々にということになりますね。

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